四季がある日本ならではの、洋服の季節感の問題
寒暖差が大きく洋服選びに悩む春と秋は、ブラウスやシャツ、薄手のカットソーに季節感の少ない、コットンやポリエステルのジャケットを合わせるようになりました。
ジャケットは暑くなって手に持っていても、他の人からは仕事上ジャケットが必要なんだな、としか思われないから。
本人はちょっと肌寒くても、ちゃんとアウターを羽織っているから薄着にも見えにくい。
気温に合わせた洋服選びに失敗した、と思われない、素敵なアイテムです。
昔から日本人は、実際の季節より少し先取りした季節の服を選ぶことを粋としてきました。
桜の柄の着物は、実際の桜が咲き始める時期までに着るもの。桜が満開になる頃には、藤など4〜5月の花の柄を選ぶ。
現在も、季節感の先取りはオシャレの大原則と言えると思います。
夏っぽいリネンや、冬っぽいツイードやベロアは、季節感が感じられるとてもオシャレなアイテム。
だけれど、蒸し暑い日に分厚いジャケットを汗をかきながら着ていたら、無理して見えて、オシャレにはならない。
仕事の場ではオシャレである必要はない。
服装の悩みを減らしたい。
そう思う人はあえて季節感を出さない服を選んでみてはどうでしょう。
たなちかママでした。
ではまた。
ビジネスカジュアル 少ない服